当社は1910年に大分回漕合名会社として創業を開始、1949年に株式会社別府商船組と合併して大分海陸運送株式会社を設立、大分市西大分に本社をおき、港湾運送事業を開始しました。
その後、1960年代からの高度経済成長期に、現在の大分臨海工業地帯が形作られると共に、進出企業の物流ニーズが高まり、当社は港湾運送事業・船舶代理店業に加え通関業、倉庫業、航空貨物輸送と業容を拡大してまいりました。
大分臨海工業地帯の発展により港湾機能は東西に拡大し、当社は1994年に本社を大分市の東部、大在地区に移転しました。大在地区では一般在来船の他にRORO船(貨物を積んだトラックやトレーラーが自走して乗り込み輸送できる貨物用船舶)の荷役を開始、トラックによる陸送から環境負荷の小さい船舶輸送へのモーダルシフトを推進しています。
1990年代後半からの産業構造の転換期においても、大分臨海工業地帯は先人の努力と天然の良港である大分港の特徴を生かし、九州最大の工業地帯として確固たる地位を占めており、さらに近年は半導体やエレクトロニクス関連企業が進出するなど産業の多様化が進んでいます。
当社の鶴崎・日吉原の両事業部は、進出企業の構内物流や倉庫、製品養生などを中心に、成長の良きパートナーとして日々の業務に従事しています。また、運輸事業部、航空貨物部も、地元企業で唯一の陸・海・空の輸送モードを展開している特性を活かし、地域のお客様にきめ細かいサービスを提供しています。
当社はこのような状況を踏まえて、大分における物流の先駆者としての立場を強化し、さらに産業の多様化に対応するため、2024年8月1日に社名を大分海陸運送株式会社から株式会社大分海陸に変更いたしました。
110余年の歴史と伝統、そして大分の地の利。我々はそれらを活かして、物を運ぶ会社から物の流れを最適化する会社へと成長と深化を追求してまいります。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社大分海陸
代表取締役社長 渡邉 克彦
私たちは、柔軟な企画力とあらゆるネットワークを駆使し、長年の経験と実績に裏付けされた技術力で、社員一人ひとりが誠意を持って、最適な輸送サービスを提供します。
私たちは、大分と全国各地をつなぐ物流動脈として、また世界各地との輸出入の窓口として、大分の社会経済の発展に貢献します。
私たちは、地球環境を大切にし、社会における企業の責任を重んじ、社員がお互いに尊重し合い、生き生きとして働く、美しい会社を目指します。